中・小規模を対象とした処理においては、回分式性汚泥法が広く用いられておりこれには曝気装置と上澄水排出装置が二大要素となっております。
撹拌・曝気に画期的な、水中曝気撹拌装置(アクアレータ®)の開発を行った弊社がその姉妹技術ともいうべき上澄水排出装置を一層シンプルに使いやすくいたしました。
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駆動電力不要!! 維持管理コスト削減!!
本装置は、回分式活性汚泥処理装置の回分槽に設置し、活性汚泥沈殿後の上澄水(処理水)を水面から排出する装置です。 本装置は、水面上に浮かんだ状態で自然流下により上澄水を排出するもので、水面追従のため駆動装置を必要としないことに特長があります。
また、曝気工程では、吸込口(排出口)を水面上のリフトアップし、槽内の活性汚泥混合液等の流出を防止できる構造になっています。
特長
1.フロート式のため、水位変動に自在に対応可能
水位が変動しても、常に水面に追従し、不用意な排出を行うことはありません。
2.水面追随式のため、駆動電力が不要
エアリフト弁を大気解放にすることにより、リフトダウンし排出を行います。
排出は、装置が自重にて降下することで行われ、排出停止時はエアリフト機構により装置が上昇し停止します。
3.シンプル構造なので、故障が少ない
駆動装置を有せず、機械要素・摺動部が少ないため故障しにくいです。
回分式活性汚泥法フロー
従来の曝気装置からの移行
本装置は、曝気装置本体と周辺機器から構成されています。
動作図
動作要領
作動フロー例
必要な周辺機器
本装置の作動には、次の周辺機器が必要です。
機器名称 |
仕様例 |
リフトアップ用コンプレッサ |
圧力スイッチ付オイルレスコンプレッサ(吐出圧力 7kg/cm2.0.4-0.75kW) |
給気弁・排気弁 |
空気用電磁弁/給気用・排気用各1台、口径20A |
上澄水排出弁 |
電動バタフライ弁・電動ボール弁 |
給気弁・排気弁制御タイマー |
24時間タイマー |
流量識範弁(KF-100H,KF-200Hのみ) |
インジケータ付 仕切り弁等 |
導入実績・事例
各自治体(各地方公共団体)、ほか